夏バテの症状、続いていませんか?

だるい、疲れやすい、食欲が出ない、お腹の調子が悪い、首・肩がこる等…


こんな時は「肝臓が疲れている」のかもしれませんよ!

「肝臓は沈黙の臓器」と呼ばれ、再生力も強いために滅多な事では肝臓自体が痛みや

不快感を発する事はありません。

内臓温度は37.5℃前後でもっとも効率良く働くと言われています。

でも、冷たい飲み物や食べ物で内部から、外部からはエアコンなどで冷やされながらも

肝臓は夏の間、貴方の身体を守っていました。

     ≪肝臓だって疲れるんです!≫

 

肝臓の主な働きは、「代謝」「解毒」「胆汁分泌」です。

「代謝」…食べた物等を身体に必要な物質に作り直し、摂り込めるようにします。

    例えば「ごはん」から摂取した糖質はブドウ糖(グルコース)に分解され

    血液中に入ります。(血液中のグルコース濃度=血糖値)

    この時、必要以上に糖質を摂りすぎた場合に肝臓は、余剰のグルコースを

    グリコーゲンという形に変えて蓄え、必要に応じて再度グルコースに分解し

    血液中に排出し、血糖値を調整します。

    ちなみにグルコースは脳にとって重要なエネルギー源です。 


「解毒」…アルコール、薬等を無害化してくれる事は良く知られていますが、

体内で発生する有害物質(例えば大腸で発生するアンモニア等)を無毒化し

    体外へ排出しています。


「胆汁分泌」…胆汁の主成分である胆汁酸は、脂肪の消化を助けます。

    また血液中のビリルビン(古くなった赤血球が壊される際に出来る黄色の色素)

    は肝細胞で水溶性のビルビリンに変えられ胆汁中に排出、最終的には便に

    混ざって体外に排出されます。(便が黄色い由来です。)

 

肝臓が疲れて働きが弱くなると、様々な身体の不調が起こります。

倦怠感、熟睡出来ない、足が重だるい、食後のもたれ感、寒がりで暑がり

不安感、怒りっぽい、ちょっとした事を忘れる、頭痛、肩こり、イライラ

のぼせ、めまい、腰痛、目の不具合、耳の不具合、吹き出物が増えた 等

病院で検査しても原因不明で中々改善されない上記の症状がある場合、肝臓の疲れを

疑ってみてはいかがでしょうか?

身体均整法の内臓操縦法で体内バランスも整え、夏バテ症状を改善し健やかに過ごしましょう!!

 

「肝臓の疲れ」とは病院等で診断される「肝臓病」までは進行していない肝臓の不具合状態をさした表現の一つです。
「肝臓病」が疑われる場合は、早目に病院で検査をする事をお勧め致します。

  (上記に加え、白目や全身の黄疸、手の平が異常に赤い、クモ状血管腫等がある場合は要注意)