東洋医学的な物の見方では、人の身体や感情に対し「秋」【肺】【大腸】【鼻】【皮膚】【悲しみ・憂い】に影響する季節と言われています。(五臓の色体表より)
この季節の乾燥した空気により、肺の機能低下に端を発する影響について表しています。
惹き起されると言われる不調として、風邪、せき、鼻の不具合、むくみ、便秘、下痢、肌荒れ、等が挙げられますが、その他にも身体の痛みとして不調を感じる方もいらっしゃいます。

 例えば、原因不明の【腰痛】を訴えて来院された方の中で、冷え性、せき、鼻水、歯痛、肘や肩の痛み食欲はあるが下痢や便秘になる、むくみ、肌が乾燥してかゆい等の不具合があった場合、【肺】【大腸】の調整も含めると良い結果を得られる事が有ります。
(上記の経絡は肘や肩を通り、腰椎4番付近には大腸関連のツボがあり、12種体型による呼吸器型は腰椎1番、腰椎5番に関連します。これらは観察点であり、調整点でもあります。)

 ちなみに同じ【腰痛】でも上記内容の中で、肘や肩の痛みは無く(弱く)、膝や足首の痛みが有り食欲が無い等の場合、当院では【脾】【胃】の状態も確認し、施術致します。
肺・大腸の不具合では食欲は無くならない事が多い様です。脾・胃の不具合では食欲不振や吐き気、腹痛等もあり得ます。また、脾・胃の経絡は足首や膝を通ります。胃関連のツボは腰椎1番付近、12種体型の消化器型は腰椎2番に関連するため、腰痛の要因になり得ます。)
 身体均整法には上記のような東洋医学的(五臓の色体表、経絡、陰陽論等)な考え方や「12種体型学」「観歪法」等、身体の不調要因を知るためのノウハウが多く存在します。

   ≪正しい『観察』が無ければ正しい『調整』は無い。≫ 常に心掛け施術致します。